
2016年に復活を果たしたイエモンこと、THE YELLOW MONKEYの約19年ぶりのオリジナルアルバムです。
約15年もの期間を経て、さらに成熟したバンドへと進化したことを象徴するような、深みのあるロックナンバー中心のアルバムになっています。
個人的お気に入りトラックは、1、9、11、12です。
1、この恋のかけら
爽快感がありながらも、どこか哀愁感漂うロックナンバー。
イントロの出だしが印象的で、アルバムの1曲目を飾るのにふさわしい曲調です。
サビもキャッチーさを兼ね備えつつもイエモンらしさがしっかりと出せています。
冬と春の比較が印象的な歌詞も感慨深いです。
このアルバムの出来の良さを期待させてくれる、そんなお気に入りの1曲です。
評価 ★★★★☆(4.5点)
2、天道虫
配信シングルとして発売された曲です。
ゴリゴリのロックナンバー。
キャッチーさはなく、イエモンのマニアックさ全開です。
聴く人によって評価が分かれる曲だと思います。
評価:★★★(3.0点)
3、Love Homme
ベースラインが印象的です。
エロティックな歌詞も結構インパクトがあります。
曲としては標準的なアルバム曲といった感じで、これといった特徴はないです。
評価:★★★(3.0点)
4、Stars(9999 version)
2017年に発売された配信シングルです。
前作(といっても19年前ですが)「8」とかにもありそうな、イエモンらしさ全開の曲です。
サビはマニアックさを出しつつも、キャッチーさを兼ね備えていて、割と聞きやすい感じに仕上がっています。
評価:★★★☆(4.5点)
5、Breaking The Hide
これまた攻撃的なゴリゴリのロックナンバー。
曲の展開がなかなか凝った作りになっており、聴いていて飽きないです。
評価:★★★☆(3.5点)
6、ロザーナ
イエモンらしさ全開のロック調の曲です。
この曲もいい曲なんですが、ここまでロック全開の曲が3曲続きますので、曲とタイトルがちょっとごっちゃになります(笑)
評価:★★★☆(3.5点)
7、Changes Far Away
ここで、ちょっと一息のバラードナンバー。
出だしは哀愁感漂いつつも、サビは一転して明るく、優しいロックバラードです。
評価:★★★☆(3.5点)
8、砂の塔
イエモンの再始動第一弾シングルです。
Sexy Zoneとの熾烈なオリコンウィークリー首位争いも話題になりましたね。
約15年もの解散(充電)期間を経て、より成熟したイエモンを象徴するかのような、大人の妖艶なロックナンバーに仕上がっています。
ここからアルバムの後半に入ります。
評価:★★★★(4.0点)
9、Balloon Balloon
爽快感あふれるロックナンバー。
哀愁感漂うサビも、アップテンポで一気に駆け抜けていくので、聴いてきて気持ちがいいです。
ライブでは非常に盛り上がります。
このアルバムの中でも1、2を争うお気に入りの曲です。
評価:★★★★☆(4.5点)
10、Horizon
標準的なバラードナンバー。ここでまた小休止といった感じです。
このアルバムの中では、ちょっと印象は薄いです。
決して悪い曲ではないんですがね。
評価:★★★(3.0点)
11、Titta Titta
Aメロ、Bメロのマニアックさから一転、サビで急に明るい曲調になる転調がとても気持ちいいです。
これまた爽快なロックナンバーです。
評価:★★★★☆(4.5点)
12、ALRIGHT
来ました!イエモンさ全開!
復活第一弾シングル、砂の塔の2曲目です。
個人的には、砂の塔よりこっちのほうが好きです。
90年代のイエモン全盛期にもありそうな、イエモンと言ったらこれ!というようなサウンド、リズム、曲展開です。
まさに復活後のイエモンを表す代表的な1曲だと思います。
ライブでも最高に盛り上がります!
評価:★★★★★(5.0点)
13、I don’t know
アルバムラストの曲です。
こちらも配信シングルで、このアルバムの先行シングルになっています。
サビのメロディーはキャッチーで、メロディーラインも強いですが、ちょっと物足りないかな~
もう1つパンチが欲しい感じがします。
もちろんいい曲なんですが(^^;)
評価:★★★★(4.0点)
総評
イエモンらしいロック・アルバムに仕上がっています。
過去と比較するのはあまりよくないのかもしれませんが、JAMやバラ色の日々のような解散前の名曲に及ぶ曲はないですね…(^^;)
もちろんこのアルバムは大好きですが、JAMのような名曲もやっぱり期待してしまいます。
次作が非常に楽しみです。
アルバムの総合評価 ★★★★(4.0点)
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