高さ3776m、日本一高い山富士山。日本人であれば、一度は登ってみたい山ですね。
しかしシーズンの富士山は人も多く、大変混雑します。また、山頂もにぎやかで、ほかの山々とは全く雰囲気が違います。
ちょっと極端な言い方ですが、富士山はまるで一種のテーマパークです。
4つのメインルートがある
富士山には大きく4つのルートがあります。(プリンスルートは今回は除外します。)
4つのルートとは、
山梨県側の富士吉田ルート、
静岡県側の御殿場ルート、富士宮ルート、須走ルートです。
いずれのルートも5合目までは車やバスで行けるので、5合目から登るのが基本となります。
しかし、それぞれのルートに特徴があり、景観も全く違います。
今回は、登山が初心者で、初めて富士山に登る人向けに、私の独断と偏見でおすすめのルートをランキング形式で紹介していきます。
第4位 御殿場ルート
混雑度 低
標高差 2275m
距離 登り:11km(7時間30分)、下り:8.5km(3時間20分)
登山経験が少ない初心者には全くお勧めしません。距離が長い上に途中の山小屋も5つしかないので、上級者向けルートです。
唯一のメリットは、登山客が他のルートと比べて格段に少ないことです。
ノリで富士山に登ってみました!みたいなチャラ男や学生はほぼいません。
体育会系で体力に自信があり、静かにのんびりと登りたいならこのコースがいいかもしれません。

第3位 富士吉田ルート
混雑度 高
標高差 1415m
距離 登り:7.5km(6時間)、下り:7.6km (3時間20分)
富士登山といえばこのルート、というくらい有名なルートです。毎年、登山客の4分の3
の人はこのルートで登ります。
ツアー客もほとんどがこのルートで登るので、非常に混雑します。東京ディズニーランドのように、頂上付近では登山客の行列ができます。
また、ツアー客が多いので、追い抜き等もなかなかできません。
ただし、山小屋は18個と他のルートと比べて圧倒的に多いです。

第2位 須走ルート
混雑度 低
標高差 1720m
距離 登り:7.8km(6時間)、下り:6.2km (2時間30分)
登山客は少ないので、自分のペースで登れます。
また、スタート地点は森林地帯で、高度が上がるにつれてがれきや岩の道へと変わっていきます
。このように、景色の移り変わりがおもしろいのも須走ルートの特徴です。
注意点として、8合目で第3位の富士吉田ルートと合流します。
つまり、登山客の少ない快適な道から一気に登山客であふれた大渋滞の道を通ることとなってしまいます。
この点がマイナスとなり、個人的には2位です。
下りは、「大砂走り」という砂の道を一気に駆け下りれるので、下りはめちゃくちゃ早いです。
8合目からの混雑さえ気にならなければ、おすすめのルートです。

第1位 富士宮ルート
混雑度 中
標高差 1315m
距離 登り:5km(5時間)、下り:5km (2時間40分)
おすすめする一番の理由は、なんといっても標高差の小ささと、歩く距離の短さです。
富士宮ルートは、登りと下りが唯一同じ道なので、他のルートに比べて、登山客のすれ違いが多く、その点は注意が必要です。しかし、終始岩の道なので、登りやすいです。
須走ルートと比べると多少混雑はしますが、個人的にはまあ許容範囲です。
そして、このルートを進めするもう一つの理由は、最高地点である剣が峰が最も近いことです。
富士山に登るからには、やっぱり最高地点(3776m地点)まで行きたいですにほよね。

注意点として、ほかのルートは富士山の中腹からでもご来光を見ることができますが、富士吉田ルートに限っては、方角的に、頂上まで登らないとご来光を見ることができません。

日本一の山富士山。その雄大さは、登ってみた者にしかわかりません。人生で一度は登ってみることをおすすめします。
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