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東京・多摩地域に住んでいながら、御岳山の表参道という王道ルートを未だ制覇しておらず、これはマズいと思いさっそく行ってみることに。(大塚山経由で登ったことはあるのだが)
いつでも行けるような場所ほどなかなか行かないという、まさにあのパターンだ。
そして、土日はかなり混むとのことで、火曜日をチョイス。

午前8時20分。JR御嶽駅到着。
御嶽駅からケーブルカーの駅(登山口)まではバスも出ているが、最近運動不足が気になり始めたこともあり、御嶽駅から徒歩でケーブルカーの滝本駅へ。

JR御嶽駅からケーブルカーの駅(登山口)までは、約2.7キロ。
コースマップだと約1時間だ。
橋を渡って吉野街道に沿いに歩いて行く。

大きな鳥居発見。
ここからあと約1.4キロ。御嶽駅からケーブルカー(登山口)までだいたいの中間地点だ。
少し坂が急になる。左足のイボが痛むが、これくらいならまだ平気だ。
イエモンを口ずさみながら歩いていると、あっという間にケーブルカーの滝本駅(登山口)に到着。

ケーブルカーは、京王電鉄が運行していて、山頂の御岳山駅まで片道大人600円、往復1130円だ。
朝は約20分間隔で運行しているが、もちろん今回は文明の利器を使うつもりはない。
ケーブルカーに乗り込む人をよそ目に、表参道の鳥居をくぐる。

すると、いきなり心が折れそうな急坂が現れ、ついケーブルカーを使いたい気持ちになってしまう。
これは明らかに京王の策略である。
そんな京王の姑息(?)な策略にも負けず、表参道の急坂をひたすら上る。

左足のイボが段々と痛み始める。
ようやく山上の集落が見えてきた。

毎回思うのだが、御岳山は山の上に集落があるのが面白い。
何もない登山道をひたすら登ったところにいきなり集落が現れ、びっくりする。
民宿やお土産屋なども結構な数がある。
この集落は、なんでも御岳山の信仰を広めるための御師の集落だそうだ。
巷では、天空の集落とか言われているそうだ。
天空というのは大げさな気もするが…
それでも、ここで生活するのはなかなか不便だろうなとつくづく思う。

途中で小さな商店街を抜けるが、残念ながらほとんどの店は閉まっていた。
どうやら平日は営業していない店が多いようだ。

神社の境内への入り口が見えてくる。
本殿は境内の奥の方にあり、かなりの数の階段の登らないといけない。

ようやく本殿が見えてきた。
御嶽神社では、お賽銭を入れて健康を祈願をしようと思ったが、なんと小銭が一枚も無くてあえなく断念。
登山用の財布に中身を入れ替えて持ってきていたのだった。残念。
さあ、次の目的地、七代の滝へ。

急に足場が悪くなる。
足の痛みを耐えながら10分ほど歩くと、長尾平園地に到着。
ここで思わぬ事態が。
なんと下山予定の上養沢バス停への道が通行止めとのこと。

これは完全な事前調査不足だが、いまさらそんなことを言っても遅い。
とりあえず、予定通り七代の滝に行ってみることに。
かなり急な山道を下る。これをまた登るのかと考えると、気が遠くなりそうだ。

七代の滝へは、100メートル以上の高低差を一気に下る。

上養沢バス停への分岐点。
やっぱり上養沢バス停へは行けず。

とりあえず、七代の滝に到着!
うん、綺麗だ。
上養沢へは行けないので、予定を変更して来た道を戻ることに。
おなかがすいたので、帰りに御岳山の商店街で唯一開いていたお店で山菜そば(950円)を食べることに。

奥多摩と言えばやっぱり山菜そばだ。
うん、やっぱり美味しい。

右は朝登ってきた道。
左がケーブルカーへ御岳山駅への道。
帰りはせっかくなのでケーブルカーを利用することに。

御岳山の山頂周辺は、12月上旬の現在、大部分の紅葉は終わっているようであった。
それでもまだ所々に紅葉が残っていた。

ケーブルカーでは、わずか6分弱であっという間に麓へ。
ケーブルカーの最大勾配は25度とのこと。
素晴らしく快適だ。
帰りは、歩いて御嶽駅へ。

途中で御岳渓谷経由の近道ルートを通った。
こちらを通ると、約400メートル距離を短縮できる。
御岳山はケーブルカーやリフトで山頂まで行けることもあり、土日、特に紅葉のシーズンは多くの人で混雑する。
静かに登りたい人は平日がおすすめだが、平日は閉まっている店が多いので注意する必要がある。
表参道は舗装もされていて歩きやすいので、ゆっくり表参道を楽しむのもなかなか面白い。
高尾山の次くらいにチャレンジするのにちょうどいい山だ。
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