今年初の積雪予報が出た東京。
先日購入したモンベルのマウンテントレーナーパンツと、チェーンスパイクの性能を試すいい機会なので、またまた奥多摩に行ってきました!
今回は、奥多摩駅から本仁田山(ほにたやま)を経由して、川苔山(かわのりやま)に登ってきました。
登山日:2020年1月18日
標高:1363m(川苔山)、1224m(本仁田山)
天気:雪
登山口気温:2℃
登山ルート
[7:15]奥多摩駅 ⇒ [7:55]乳房観音 ⇒ [9:15]本仁田山 ⇒ [11:05]川苔山 ⇒ [11:20]舟井戸 ⇒ [12:35]大根ノ山ノ神 ⇒ [13:10]鳩ノ巣駅

奥多摩駅~本仁田山~川苔山~鳩ノ巣駅の3D図。

地形図と登山経路。

断面図。約15kmの行程で、所要時間は5時間55分でした。
装備と持ち物

〇服装
・帽子…マムートのニット帽
・上衣…モンベルの3in1フォールラインパーカ(アウター)、モンベルのトレールアクションジャケット(ミドル)、モンベルのウイックロン ZEO ロングスリーブT(インナー)
・ズボン…モンベルのマウンテントレーナーパンツ
・靴下…モンベルの トレッキングソックス
・スパッツ…モンベルのGORE-TEX ロングスパッツ
・登山靴…caravanのC1-02です。
〇持ち物
ザック(35リットル)、レインウェア、冬用手袋、お茶500ml、水筒(お湯350ml)、タオル1枚、ビニール袋、地図、GPS、デジタルカメラ、スマートフォン、チェーンスパイク(モンベル)、着替え
食材:おにぎり4個、かぼちゃスープ
です。
奥多摩駅~本仁田山

7時15分、奥多摩駅をスタート。
天気予報では雪の予報でしたが、冷たい雨がしとしと降っています。
あまりに寒いので、一瞬このまま電車で帰ろうかとも思いましたが(笑)、やまおとこの名に恥じぬように心頭滅却していざ出発!

奥多摩駅を出たら、右に進みます。
駅周辺は、本仁田山の登山口への案内がほとんどないので、迷いやすいです。

橋を渡ってます釣場の方に向かいます。

橋を渡ってしばらく進むと、道が上下に分かれます。本仁田山へは下の道を進みます。
上の道を行くと、日原街道につながりますが、日原街道は台風19号の影響で道路が崩壊しているため通れません。

もう一つ橋を渡ります。

橋を渡って住宅地をしばらく進むと、右に分岐があります。
本仁田山へは右の道を進みます。

小さいですが、本仁田山の看板もちゃんとあります。

しばらく舗装された道を歩きます。

登り始めて間もなく、雨が雪に変わってきました。

雪が激しくなってきました。
雪が降るとテンションが上がるのは自分だけでしょうか?
ここで右に進むと、本仁田山の登山道に入れます。

荒れた登山道が続きます。岩や石が多く、歩きにくいです。

7時55分、乳房観音。
久しぶりの雪山登山になりそうなので、しっかり登山の安全を祈願しました。

険しい登山道が続きます。

標高が高くなるにつれて、辺りが段々と白くなってきました。

このあたりの登山道は雪で真っ白です。

分岐点です。看板には3センチくらい雪が積もっています。

9時15分、本仁田山山頂到着!
山の名前が書かれた石碑はなく、古い看板が1枚あるだけです。
あまりメジャーな山ではないからか、だれもいません。

山頂にはベンチが2つあります。
本仁田山~川苔山

だいぶ雪が深くなってきたので、ここで買ったばかりのチェーンスパイクを装着します。
アイゼンと違って、簡単に取り付けられるのがいいですね!

川苔山までは3.5キロです。
積雪の具合も考慮すると、1時間半くらいかかりそうです。

雪道をひたすら進みます。
登山道が雪で隠れており、トレースもないので、油断すると登山道から外れてしまいます。

大ダワの分岐点です。

大ダワから少し進むと、再び分岐です。
右のルート(1.7キロ)と左のルート(2.0キロ)、どちらからでも川苔山に行けますが、今回は左のルートの鋸尾根ルートで川苔山を目指します。

右のルートの方が距離は短いですが、右のルートはどうやら悪路のようです。
急がば回れ、ということでしょうか?

左ルートは岩場の急登が続きます。雪が積もっていることもあり、結構しんどいです。
また、チェーンスパイクが結構ずれます。

登山道が雪でほとんど見えません。地図と直感を頼りに進んでいきます。(2回道間違えました)

また急登です。何度もチェーンスパイクが外れそうになりました。
勾配の急なところには、チェーンスパイクは不向きということが分かりました。
チェーンスパイクは簡単に取り付けられる分、外れやすいという欠点もあるようです。

最後の分岐です。この分岐を左に進めば、川苔山の山頂は目前です。

山頂の石碑が見えてきました。

11時05分、川苔山山頂到着!
辺り一面真っ白の銀世界です。誰もいません。

日原街道、川乗橋の方には下山するなとの警告が書かれてあります。
百尋の滝までなら行けるのでしょうか?

このまま百尋の滝まで行ってみようかと思いましたが、登山道が封鎖されており、百尋の滝には行けません。残念です。
日原街道が復旧するまで、百尋の滝へは行けないようです。
川苔山~鳩ノ巣駅

さあ、あとは下山です。
右に曲がると鳩ノ巣駅方面です。まっすぐ進むと、古里駅にも下りれるようです。

相変わらず雪が降り続いています。

舟井戸の分岐点です。
ここでお昼ご飯にします。

おにぎりとかぼちゃのスープ。
ファミリーマートの店員がスプーンを入れ忘れており、仕方ないので指でかき混ぜて食べました。

本日初めてほかの登山客に遭遇!
仲間に会うと、やっぱり安心しますね。

少し雪が止んできましたが、このあたりはまだまだ雪深いです。

下山するにつれて、積雪も少なくなってきます。
雪が少なくなったので、チェーンスパイクを外しました。

いったん、林道に出ます。
ここまで下りれば、鳩ノ巣駅はあと30分くらいで着きます。

林道に出たら、右に進みます。

少し林道を進んだら、左の森の中に入ります。
鳩ノ巣駅の看板があるので、見落とさないようにしましょう。
12時35分、大根ノ山ノ神通過。

このあたりまで来ると、ほとんど雪は積もっていません。

集落が見えてきました。下界も銀世界が広がっています。

集落に出たら、まっすぐ進みます。

途中、数か所分かれ道がありますが、まっすぐ進みます。
すると、踏切が見えてきます。

13時10分。踏切を渡り、左に進むと鳩ノ巣駅到着です。
はとのす荘で日帰り入浴!

踏切をまっすぐ進むと道路に出ます。

道路を渡って坂を下ると、「奥多摩の風 はとのす荘」という旅館があります。
15時まで(受付は14時30分まで)でしたら、日帰り入浴も可能です。

入浴代金は1,150円と高いです。
タオルの貸し出しもありますが、300円とこれまた高いので、ここで日帰り入浴する場合はタオルを持参するようにしましょう。
浴槽は内湯と露天が一つずつありますが、あまり広くはないです。
露天風呂は鳩ノ巣渓谷の絶景を見下ろしながら浸れます。
施設の割に入浴代金が高いので、個人的にはここで入るのはあまりおすすめできません。
講評
川苔山へは、奥多摩駅ルートより鳩ノ巣駅ルートの方が距離も短く、勾配も少ないため歩きやすいです。
特に本仁田山から川苔山間の鋸尾根ルートは、ピークを2つほど越えるので体力を消耗します。
奥多摩駅から本仁田山経由で行く場合は、急登が多いので、積雪時はチェーンスパイクより軽アイゼンの方がいいでしょう。チェーンスパイクだと、ずれたり外れたりします。
また、百尋の滝へは川苔山山頂からも行けないので、日原街道が復旧するのを待つしかない状況です。
難易度(積雪時) ★★★★★★★☆☆☆

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