白馬の像で有名な陣馬山から奧高尾を通って高尾山までの縦走コースです。
コース自体は高低差も少なく、また道も整備されていますが、20キロ近い距離を歩かないといけないので、健脚者向けコースです。
台風19号の影響が心配でしたが、一部の登山道が不通になってはいるものの、大きな影響はありませんでした。
※奧高尾の状況については、こちらで最新の情報を確認してください。
登山日:2019年11月7日
標高:857m(陣馬山)、 727m(景信山)、599m(高尾山)
天気:快晴
登山口気温:9℃
登山ルート
[7:40]陣馬登山口 ⇒ [9:10]陣馬山 ⇒ [10:00]明王峠 ⇒ [10:55]景信山 ⇒ [12:00]城山 ⇒ [12:45]高尾山 ⇒ [13:15]山上駅(リフト)

陣馬登山口~陣馬山~堂所山の3D図。

景信山~高尾山~山上駅(リフト)の3D図。

陣馬登山口~山上駅(リフト)の平面図。

断面図。 約18.2キロの行程で、全行程の所要時間は5時間35分でした。(途中走って移動したので、かなり早めのペースです。)
装備と持ち物

〇今回の服装。
先日新しく買ったternuaの帽子をさっそく着用してみました。
ternuaは、スペインのアウトドアメーカーです。
日本では石井スポーツでしか取り扱っていません。
手には、ノースフェイスのフィンガーレス手袋を着用しています。
〇持ち物は、
ザック、レインウェア、600mlペットボトル2本、おにぎり3個、カップ麺1個、割りばし、ジェットボイル、折りたたみ椅子、ライター、フリース1枚、タオル2枚、着替え、ビニール袋、地図、GPS、デジタルカメラ、スマートフォン
です。
登山口までのアクセス
〇陣馬登山口(一の尾根、栃谷尾根、奈良子尾根ルート)
JR中央本線「藤野駅」から和田行きのバスに乗り、「陣馬登山口」で下車します。乗車時間は5分です。料金は180円です。(IC利用は178円)
〇和田峠(和田尾根、和田第二尾根ルート)
JR中央本線「藤野駅」から和田行きのバスに乗り、 「和田」で下車します。乗車時間14分です。料金は260円です。(IC利用は252円)
バスは、平日は午前中に2本、土日は午前中に3本しかないので、事前に時間を確認しておきましょう。
※JR中央本線は電車特定区間(割安料金区間)ではないので、乗車駅によってはICカード利用の方が運賃が高くなる場合があります。
例 高尾駅~藤野駅 切符240円(IC利用は242円)
国分寺駅~藤野駅 切符590円(IC利用は594円)
陣馬登山口~陣馬山

7時40分、登山開始!
陣馬登山口で下車すると、すぐに陣馬山の登山口への案内があります。

ここで一の尾根コースと、栃谷尾根コース、奈良子尾根コースに分かれます。
今回は、左の道、一の尾根コースから登ります。

しばらくは舗装された道が続きます。途中は何軒か民家もあります。

いたるところに、トレイルランのお知らせがありました。
このルートはトレランのコースにもなっているようです。

途中から本格的な登山道に入ります。
トレランのコースになっていることもあり、道は整備されていて快適に歩けます。

あまり変わり映えのしない山道が続きます。

和田第二尾根ルートとの合流地点です。

さらに進むと、今度は和田尾根ルートとの合流地点があります。ここまできたら、陣馬山の頂上は目前です。

最後の階段を登れば頂上です。

9時10分、陣馬山山頂到着!
山頂には、3軒の茶屋があります。
平日は、清水茶屋1軒のみの営業だそうですが、今回は時間が早すぎたため清水茶屋も準備中でした。(おそらく10時からです。)
山頂にはトイレもあります。

有名な白馬の像です。

現在、台風19号の影響で陣馬高原下発着のバスは運休です。
陣馬山に登るときは、陣馬登山口のバス停を使うようにしましょう。(2019年11月7日現在)

富士山もきれいに見えます。

さあ、次の目的地、景信山目指して出発!
陣馬山~景信山

同じような山道が続きます。平坦な道も多いので、走ってどんどん進みます。
この道はトレランのランナーも多いので注意しましょう。

10時、明王峠到着。茶屋は、平日はやってないようです。トイレがあります。

さらに山道を進みます。

堂所山付近です。分岐点になっています。
今回は景信山に行くので、南のルートを進みます。

台風の影響でしょうか。途中倒木が道をふさいでいます。

10時55分、景信山到着!

小仏峠~小仏バス停の区間は通行止めとのことです。
小仏バス停には別のルートからも行けますので、景信山から下山は可能です。

小下沢道も通行止めです。沢沿いの道は台風の被害が大きいみたいです。

ちょっと早めのお昼ご飯。定番のジェットボイルとどん兵衛。
山頂で美味しいカップ麺を食べる方法はこちら

茶屋がありますが、ここも平日はお休みのようです。

ここからでも富士山はきれいに見えます。
腹ごしらえをして、さあ高尾山目指して出発!
景信山~高尾山

歩きやすい道が続きます。山道を走ってどんどん進みます。

小仏峠から小仏バス停への道は通行止めです。

タヌキがいっぱいいます。なんかウサギがちょっと怖い…

相模湖を横目に、ひたすら進みます。

小仏まき道は通行止めになっています。

城山茶屋です。ここも平日はやっていないようです。
城山は、紅葉がちょうど見頃です。
トイレもありますが、故障していて使えませんでした。

展望台もあります。

このあたりに来ると、木で舗装された道がほとんどで、とても歩きやすいです。

一丁平です。高尾山は目前です。

先ほどの小仏城山のトイレに関する注意事項です。
小仏城山のトイレは、どうも調子が悪いことが多いみたいです。

高尾山目指して、階段で一気に登ります。
今回の行程で、この階段が一番きつかったです。結構長い階段です。

さらに階段。ここを登れば高尾山頂上です。

12時45分、高尾山到着!平日にもかかわらず、高尾山は多くの人であふれかえっていました。
高尾山も紅葉が始まってますね。
高尾山の茶屋はさすがに全店営業しています。

奧高尾の案内板です。小下沢林道と日影沢林道が通行止めと書いてあります。
復旧にだいぶ時間がかかっているみたいです。

案内板その2。小仏まき道は通行止め、陣馬高原下発着のバスも運休です。

高尾山山頂からの景色。
今日は都心もきれいに見えます。うっすらとですが、スカイツリーも見えました。

今回は女坂を通って帰ります。女坂は、男坂と違って階段がないので足への負担も少ないです。

13時15分、ゴール!リフトの山上駅です。
先日、高尾山1号路は通っているので、今回はリフトで下ります。

麓まではリフトで12分です。座ってるだけでいいので、楽ちんです。
山の中腹では、うっすらと紅葉の気配がうかがえます。

13時30分、山麓駅到着!

高尾山登山道の最新の情報です。
前回の高尾山登山時は6号路は全線不通でしたが、6号路が琵琶滝まで通行可になっています。
帰りは、京王線高尾山口駅から電車に乗って帰ります。
温泉で汗を流したい方は、京王線高尾山口駅に、駅直結の極楽湯という温泉がありますので、ここを利用するのがいいでしょう。
極楽湯についてはこちら。
温泉は、今回は入りませんでした。
講評
道自体は歩きやすいですが、約20キロの行程になりますので、体力に自信がない方はある程度山道に慣れてからのほうがいいでしょう。
陣馬山~高尾山の縦走をするなら、最低でも6~7時間は見ておいたほうがいいです。
早い時間から登り始めるようにしましょう。
難易度 ★★★★★☆☆☆☆☆

コメント