前回(1996年1月第2週)はこちら
次回(2003年1月第4週)はこちら
今週は、いまから23年前の1998年のランキングです。
この年日本では、2月に長野オリンピックが開催されましたね。
音楽シーンでは、小室ブームも落ち着きつつあり、ビジュアル系バンドブームの真っただ中です。
ちなみに、CD生産枚数・生産金額はこの1998年がともに過去最高で、CDバブルの絶頂期でもあります。
そんな1998年にデビューしたアーティストは、MISIA、浜崎あゆみ、椎名林檎、aiko、宇多田ヒカル、モーニング娘。、Kiroro、鈴木あみ、と名だたるアーティストが勢ぞろいです。
そのため、この1998年にデビューした世代は奇跡の世代ともいわれています。
さあ、そんな1998年1月第3週のシングルランキングを振り返っていきましょう!
カウントーダウン!🙃
10位↓ 幸せな結末/大滝詠一
大滝詠一の、なんと12年ぶりのシングルです。
ドラマの主題歌となり、97万枚とミリオンに迫る売り上げとなりました。
透き通るような歌声が本当に素敵で、とても綺麗な歌です。
お亡くなりになられたときは、とてもショックでした…。
9位← MOTHER/PUFFY
それぞれのソロ活動を終えて、久々のPUFFY名義の曲。
PUFFYと言えば「アジアの純真」や「これが私の生きる道」といった曲がよく取り上げられますが、個人的にはこの曲もかなりの名曲だと思います。
イントロからもう民生ワールドに引き込まれます。
およげたいやきくん!をパロった歌詞も面白いし、二人のゆるい感じの歌い方も絶妙です。
8位↓ 愛されるより 愛したい/Kinki Kids
Kinki Kidsの2作目です。
総売上げ枚数は163.9万枚で、デビュー曲の「ガラスの少年」から連続ミリオンを達成しました。
ちなみにジャニーズ事務所のミリオン達成は、1980年の近藤真彦に次いでKinki Kidsが2番目です。
当時の勢いは本当に凄かったのを覚えています。
作曲は、ジャニーズではおなじみのヒットメーカーの馬飼野康二さん。
7位↓ スタミナ/ブラックビスケッツ
当時大流行していたテレビ番組「ウリナリ」で結成したユニット、ブラックビスケッツのデビュー曲。
当時はポケビ派とブラビ派で分かれていましたね。(もちろん私はポケビ派でした)
ポケビ&ブラビは、ともにミリオンヒットを叩き出し一大ブームを巻き起こしましたが、CDが500円のワンコインで買えたのが大きかったと思います。(もちろん曲もいい曲が多かったですが)
ポケビの「色」に対し、ブラビは「生きるのに不可欠なもの」をテーマにして曲のタイトルを決めていたと思います。
ちなみにブラビの最大のヒット&ミリオン達成のシングルは、次作の「タイミング(148.3万枚)」で、この「スタミナ」は76.3万枚に留まります。(それでもかなり売れていますが)
6位↑ 1/3の純情な感情/SIAM SHADE
アニメ「るろうに剣心」のエンディングでしたね。
川本真琴の「1/2」に次いでこの曲がエンディングになったときは、完全にタイトルが狙ってると誰もが思ったはずです。(小学生だった私も思いましたので…)
売上げは69.9万枚で、SIAM SHADE最大のヒット曲です。
若干マニアックな曲が多いSIAM SHADEの中でも、この曲は割とキャッチーで聴きやすいですが、それは明石昌夫さんという方がアレンジに関わっているからです。(他の曲は基本的にアレンジも自分たちだけで行っている)
アレンジって大切なんだな、と思いますね。
5位↑ Promise/広瀬香美
ゲッダン♪でおなじみ?の曲です。
イントロの迫りくる感じが好きでした。
サビの早口も印象的で、当時一生懸命歌詞を覚えてました。
ロマンスの神様など、他の曲に埋もれてる感じはありますが、この曲も間違いなく彼女の冬の代表曲のひとつです。
「ストロボ」とたまにごっちゃになりますが(笑)
4位↑ White Love/SPEED
先週の5位から1ランクアップ。
この曲で、1997年の紅白歌合戦に初出場!紅組のトップを飾りました。
そういった影響もあり、SPEED最大のヒット曲となっており、総売上枚数はなんと184.5万枚です。
当時、クラスの女子がこぞってこの曲の振付をまねしていました。
3位↓ CAN YOU CELEBRATE?(12cm)/安室奈美恵
先週の1位から2ランクダウン。
前年2月に発売された「CAN YOU CELEBRATE?」の、安室奈美恵の結婚記念再発版です。
当時のオリコンは、8cmシングルと12cmシングルの売り上げを別々に集計していたため、本作は前年2月に発売された8cmシングルとは完全に別作品扱いとなっています。
もし両方を合わせたら、229.6万枚(8cm版)+45.4万枚(12cm版)で、売り上げはなんと、275万枚となります。
これは歴代のシングルランキングでも9位です。(2021年1月現在)
2位← SWEET HEART MEMORY/SHAZNA
先週に引き続き2位をキープ。
前年の夏に「Melty Love」でメジャーデビューし、いきなり大ヒット!
そんなSHAZNAの4thシングルです。彼らが当時のビジュアル系ブームを牽引していたと言っても過言ではないでしょう。
A・O・Iの作曲センスには脱帽です。
同じ月に発売されたアルバムは「GOLD SUN AND SILVER MOON」は、99.9万枚売上げました。(わずかにミリオンに届かず。)
1位初 Face The Change/Every Little Thing
ELTことEvery Little Thingの7thシングル。
前作から約2か月ぶりのシングルで、1位獲得は4thシングルの「For the moment」に次いで2作目です。
ちなみにここでのfaceの意味は「顔」ではなくて「直面する」という動詞で、タイトルは「その変化に直面する」といった意味になります。
この頃のELTは、かなりのハイペースで曲を出していました。(この曲の翌月には「Time goes by」が発売されます。)
そのせいか、この曲はサビの部分しかPVがありません。
これでは、五十嵐充が疲れてしまうのも無理がありませんね。
ミリオン達成曲は2曲でした。(再発盤の安室奈美恵は除外してます)
この後、ビジュアルバンドブームを経て、時代はGLAYとラルクの2大バンドブームに突入していきます。
そのお話はまた後ほど!
前回(1996年1月第2週)はこちら
次回(2003年1月第4週)はこちら