
みなさんは、コキンチョウという鳥を知っていますか?
同じフィンチ系の小鳥のキンカチョウと名前が似ていますが、全く別の鳥です。
原産国はオーストラリアで、オーストラリア北部の暖かい地方にのみ生息する小鳥です。
野生の個体数減少により、現在では捕獲が禁止されいます。(ペットとして出回っている分は、ペット用に繁殖させたものです。)
特徴は何と言ってもその見た目!
カラフルな配色がとても美しい鳥です。
上の写真の鳥は最もスタンダードな配色のコキンチョウですが、
ご覧の通り、顔が赤かったり、オレンジだったり、いろんな色の個体がいます。
ちなみに、オレンジの顔の個体が一番レアらしいです。
オスの方が色が鮮やかで、メスは若干くすんだ色をしています。
上の写真のコたちはみんなオスですね。
それでは、さっそくコキンチョウの特徴について見ていきましょう!
〇値段
なかなか市場に出回らないので高いです。
最もポピュラーな配色の個体でも最低1万円はします。
メスはさらに高く、オスの倍の値段するようです。
小鳥の専門店でもなかなかお目にかかれない鳥なので、飼いたい方はこまめにいろんなお店を回ってみましょう。
〇性格
とても臆病で、大人しい鳥です。
ケージをのぞき込むと、いつもじっとしています。
が、目を離すといつもケージの周りにエサが散らかっているので、人間がいないところでは結構やんちゃなのかもしれません。
おもちゃにも、ウチのコは全く興味を示しません。(個体によってはおもちゃで遊ぶコもいるようです)
〇鳴き声
コキンチョウは、ほとんど鳴きません。
実は、飼い始めてまだ一度も鳴き声を聞いたことがありません。
とても静かな鳥なので、騒音の苦情の心配はまずしなくていいです。
〇放鳥
基本的に観賞用なので、放鳥はしなくていいみたいです。
というより、放鳥はストレスを与えるようなのであまりしてはいけないそうです。
試しに何度か放鳥してみましたが、やっぱり人間には全然寄り付きませんし、机の下や部屋の隅っこの薄暗いところに飛んで行って、じっとしています。
同じオーストラリア原産のセキセイインコやキンカチョウとは大違いですね。
〇寒さに弱い
また、暖かい地方の鳥なので寒さにとても弱く、最低でも15℃以上、出来れば20℃以上の環境で飼育したいところです。
もし10℃以下の環境が続けば、成長でも落鳥してしまいます。
なので、日本で飼育する場合、冬場は保温が必須です。
放鳥できない、人間になつきにくい、おとなしい、温度管理がシビア、といった点がやっぱりペットとしてあまり人気がない理由なのでしょうね。
見た目は本当に愛らしくてかわいいのに!
観賞用としては、本当におすすめの小鳥です。

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