
我が家には2羽のセキセイインコがいる。
2020年11月の時点で、オスのパールは1歳と9カ月、メスのリンクは0歳9カ月。
しばらくは別々のかごに入れて育てていたが、同じかごに入れてみたところ、相性も悪くなさそうなので、11月中旬に巣箱を設置。
最初は全く巣箱に興味を示さないが、そのうちにリンクがだんだんと巣箱に入るように。
11月28日。ここ最近リンクが太ってきており(体重でいうと45gくらい)、運動させなければと思いリンクを放鳥させていると、なんと放鳥中に卵を1つ産み落とす。
卵は幸いにも無事で、さっそく巣箱に卵を移す。
でも全く温める気配なし。ああ、放鳥させるんじゃなかった、と後悔するも後の祭り。
色々ネットの情報を調べると、どうやらセキセイインコは2、3個卵を産んでから温め始めるケースも多いとのこと。
とりあえずまた次の卵を産む可能性があるので、放鳥は控えめにして様子を見ることに。
段々膨らんでくるリンクのおなか。心配になるくらい凄く膨らんでいて、卵詰まりかな?とも思ったが、2日後の11月30日、無事に2つ目の卵を産んだ。
この時は、あまりにおなかが膨らんでいたため、本気で動物病院に連れて行った方がいいかもしれないと思った。

一方そのころ、オスのパールは…
楽しそうにYouTubeを見ているのだった!
2個目の卵を産んでから、リンクは巣箱に入りっぱなしだ。(パールは相変わらずだが。)
そしてこのあたりから、リンクが1日に2回ほど、信じられないくらいの大きさの糞をするようにもなった。
どうやら溜め糞と言うらしい。メスは卵を守らないといけないので、巣箱から出る回数を最小限にするため、糞をおなかの中に溜めて、一気にまとめて糞をするようになるのだ。
溜め糞は、臭いもキツく、見た目も結構グロい。
おなかが膨らむのも、糞をおなかに溜めているかららしいのだが、やっぱりパンパンに膨らんだおなかを見ると大丈夫か?と不安になる。
また、うちのリンクは巣箱の中で溜め糞をしてしまうこともあり、掃除が大変だった。
(※産卵期間は巣箱に手を入れたりするのは厳禁だそうですが、あまりにかわいそうなので何度か巣箱に手を突っ込んで溜め糞を除去しました。)
そして12月2日、3つ目の卵を産む。
順調に1日おきに産んでいる。いまのところ卵詰まりもないようだ。
12月4日、4つ目の卵を産む。

どうやらセキセイインコは、だいたい平均で4~6個ほどの卵を産むそうだ。
12月6日、5つ目の卵を産む。
結局うちのリンクは合計で5つの卵を産んだ。

一生懸命卵を温めるリンク。だけど1個、温め切れていない模様。
初めての産卵なので、リンクもまだまだ不慣れなのだろうか?
卵がバラバラにならないように、小さいかごとか入れてあげた方が良いのだろうか?
セキセイインコの卵は、卵を温め始めてから大体20日ほどで孵化するとのこと。
うちの子は、11月30日くらいから卵を温め始めたので、孵化の予定日は12月20日くらいか。

12月19日。巣箱からピーピーという小さい鳴き声が聞こえるので、もしやと思いのぞいてみると…
ヒナが生まれてる!!感動の瞬間だった。
そしてその日はもう1つ卵が孵化し、計2羽のヒナが誕生した。
12月20日、21日。生まれた2羽は元気に育っているが、次の卵がなかなか孵らない。
12月22日。卵の様子を見てみると、1つの卵の中からピーピーと、か弱い鳴き声が聞こえる。これは明日あたりに孵化しそうだ。
12月23日。卵の中の鳴き声は続いているが、結局この日も孵化せず。これは…大丈夫なのだろうか?心配が募る。
12月24日。卵の中で鳴き続けていた3つ目の卵がようやく孵化するも、数時間で死んでしまった。
もともと体が弱い子だったのだろうか?卵の殻を破るのを手伝ってあげていれば、死なずに済んだのではないだろうか?
今となっては死んだ原因も分からないし、どうすればよかったのかも分からないが、とにかくとても悲しかった。

それでもめげずに生まれたヒナを一生懸命に育てるパールとリンク。
すると翌12月25日、4つ目の卵が孵化。
先に生まれた2羽とは6日も間隔が空いてしまい、体格差が心配だが、先に生まれた2羽に負けないくらい元気なコだった。
このコは順調に育ちそうだ。
年が明けて1月1日。
最後の5つ目の卵がなかなか孵らない。
リンクも子育てに奔走しているのか、あまり卵を温めなくなってきた。
卵を巣箱から卵を取り出してみてみると、卵が全体的にどす黒い色になっていた。
日数的にも、見た目的にも、この卵はもうダメだど分かった。
今後のためにも、割って卵の中を確認してみる。途中まで育っていたと思われる、とても小さいピンク色の不完全なカラダがあった。
どうやら何らかの原因で、卵の中で成長が止まってしまったようである。
さすがにリンクも5個全部は温め切れなかったのか、理由はよくわからないが、残念だ。
無事に孵った3羽はすくすくと成長してくれているようで、一安心だ。

孵化して8日目。だいぶ大きく育ってきた。リンクが一生懸命ヒナを守ろうとしているのがかわいい。
そっとしといてあげよう。

孵化して13日目。窓からこんにちは。
ヒナたちは3羽とも、元気にピーピーとよく鳴きます。

孵化して15日目。
巣の中は糞だらけ。でも3羽ともとても元気そう。
羽が黄色に色づいてきた。
そろそろ差し餌にしてもいい頃だろうか?
差し餌に移行する時期をネットで調べたところ、だいたい2~3週間で親鳥から離して差し餌にしていいらしいが、14~18日くらいがベストと書いてあったり、3週間じゃ遅い(人間を怖がってしまう)、という意見もあり、ベストなタイミングよくわからず。

色々と迷ったが、1月4日巣上げすることに。
生後16日目のヒナ2羽と、生後10日目のヒナ1羽の挿し餌を開始。
ヒナの成長の度合いが違うが、ネットの情報によると、いっぺんにまとめて巣上げしたほうがいいみたいだ。
同時に巣箱も撤去した。巣箱があると、また卵を産んでしまうからだ。
産卵&子育てはかなり体力を消耗するので、しばらく休ませてあげなければならない。
しかし、リンクは突然ヒナがいなくなって戸惑っている様子。
指を近づけると全力で噛んだりと、だいぶ攻撃的に。
ごめんよリンク。でも大丈夫だ、ヒナたちは俺がきちんと育てるから。

さあ、これから毎日3時間おきに6回の挿し餌!
初めてだけど、果たして上手くできるのだろうか?
不安は尽きないが、パールとリンクのためにも精いっぱい頑張って育てよう!
巣上げ~生後3週目の記録はこちら
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