キンカチョウのヒナを救え!

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またまたキンカチョウのネタ。

3羽のキンカチョウのヒナが孵化したが、そのうちの1羽は巣から落とされて亡くなっていたという悲しい事実は以前お伝えした通り。→こちらの記事です。

残りの2羽のヒナはというと、同じ惨劇を繰り返さないように、毎日2~3時間おきにケージ下のトレイをチェックして、ヒナが落ちてないか確認するようにしていた。

「よし、落ちていないな!」

ヒナが落ちていないのを確認し、とりあえずは一安心。

しかし、それとは別に2羽のヒナについて、気になり続けていることがあった。

父親だけが、ずっと巣に入りっぱなしなのだ。

父親は巣に入りっぱなし。ちゃんと子育てしてればいいが…

一方の母親はというと、全く巣に入らず、ヒナを放置してケージの中を自由に飛び回っている。

それでも、父親がきちんとヒナの面倒を見ていればいいのだが、父親がヒナにエサをあげているところは全くと言っていいほど見かけない

ヒナの様子を見ようにも、父親が巣の中にいるので邪魔になってよく見えない。

どうしたものかと考えたが、やっぱりヒナが気になるので父親を巣から出して巣の中を見ると、悲しい事実が。

巣の中に2羽いるのは確認できたが、そのうちの1羽がひっくりかえったまま動いていない

もう1羽も明らかに弱弱しい

すぐに2羽のヒナを巣から出した。

1羽はもう死んでいた。おそらく餓死だ。

巣の中で餓死していたヒナ

もう1羽も、そのうはほとんどぺちゃんこだが、こちらはまだかすかに動いている

このままではこのコも死んでしまう…!

生まれてまだ4、5日のヒナだが、迷わず挿し餌を開始することにした。

エサをスプーンで口元に持って行くと、くちばしをパクパクする。

この子はなんとか助けられそうだ。

もう1羽のヒナ。腹ペコ状態だった

セキセイインコのヒナとは違いキンカチョウのヒナは口が小さいから挿し餌がやりづらい。

とりあえず、パウダーフードと粟玉を腹いっぱい食べさせ、保温をして寝かせた。

これで一安心、と思い一旦その場を離れる。

10分後くらいになんとなく気になって先ほどのヒナの様子を見てみると、明らかに様子がおかしい。コロンと転がったまま全く動いていない

コロンと転がったまま、苦しそうにしている。

急いでヒナを取り上げい、よく観察する。

どうやらエサがのどに詰まっているような感じだ。

おそらく、粟玉が原因だろう。

ただでさえ弱っていたヒナなだけに、いまから動物病院に行ったところで到底間に合わない。

とりあえず詰まったエサを出そう

とっさにそう考え、そのうを軽く押したりピンセットを口に入れたりして、なんとか詰まったエサを吐き出させてみた。

粟玉が数個出てきた。

やっぱり原因は粟玉だった。もう少し大きくなるまでパウダーフードのみにしておいた方がよさそうだ。

緊急事態で慌てていたとはいえ、きちんと調べてから挿し餌するべきであった。猛省。

詰まった粟玉を取り除くと、ヒナは元気にバタバタし始めた。

元気になった♪

意外にも、ヒナは丈夫なんだなと思った。

それと同時に、胸の中で一気に安堵が広がった。

そのうもぷっくり!

そのうもぷっくり膨れている。

とりあえずは危機的状況は脱出しだが、まだまだ生まれたてなので、細心の注意を払って育てていきたい。

 

今回の出来事で分かったこと。

結局、最初の1羽が巣から落とされたのは、おそらく巣の中で餓死して、それを親鳥が巣から出したのだと思う。今回亡くなった1羽のヒナも、きっと近いうちに巣から出されていたはずだ。

人間が干渉しすぎるとキンカチョウは育児放棄しやすくなる、ということだったので、あまり巣をのぞいたりせず、親鳥にヒナを任せていたのだが、またしても悲劇は回避できなかった。

本当にキンカチョウの巣引きは難しい。

今回は、このまま俺が挿し餌をすることにしたのだが、育児放棄されたキンカチョウのヒナの挿し餌についてはいろいろな意見があるようだ。

人間が挿し餌をしてしまうと親鳥の子育てが上手くならないから、あくまで親鳥に育てさせるべきで、最初のうちは失敗して死なせてしまうこともあるが、それも親鳥の勉強のうちで仕方がないことだ、というなかなか厳しい意見もある。

でもやっぱり死にそうなヒナを目の前にして、そのまま見殺しにすることは俺にはできない。

 

残った1羽を大切に育てていきたい。

 

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